梅原大吾「プロゲーマー」の放送まとめ テレビ『未来シアター』
2014年08月29日放送。『未来シアター』は、様々な分野で活躍し、世の中を変えようとする"革新者"(かくしんもの)を紹介する番組。
第126回の放送では、プロゲーマーの梅原大吾氏が紹介された。


世界中でプレイされているビデオゲーム。
ゲームをプレイすることでお金を稼ぐ、プロゲーマーという職業が存在する。

中でも「ゲームの神」とまで言われる男……日本人で初めてプロゲーマーになった革新者。
梅原大吾、33歳。


史上初の世界大会二連覇を成し遂げた彼は、世界中のスターだ。



ウメハラの専門は格闘ゲーム。

彼が「神」と言われる所以、それは目にも止まらぬレバー操作、と番組で説明された。

ウメハラが使うキャラクターの必殺技である滅・波動拳を披露。

このウルトラコンボを出すために必要なキー操作は、レバーを下、左下、左へと動かし、この動きをもう一度繰りした後、最後に三つのボタンを同時に押す。


その時間、わずか0.3秒
そんな「神」と呼ばれる男が見つめる未来とは?

まずはプロゲーマーの世界をご紹介。
5500万人が参加する世界最大のゲーム大会が映し出された。

プロゲーマーが手にする優勝賞金は、なんと5億円。


トッププロの年収は1億円超えもある、と説明された。
ちなみにウメハラさんは? と聞かれ

その人たちよりは少ない、と返答。
ゲームの世界は勝ち続けることが難しい。
「だがウメハラの勝率は、なんと9割」とテロップ。

その驚異的な強さで賞金を獲得してきた彼は、ギネス世界記録にも認定されている。

移動手段はもっぱら徒歩のウメハラ。
彼は物欲もほとんどなく、「もっと派手に振る舞った方がいいのかな」とコメントするウメハラ。
ある日のディナーは、大好物である1杯630円のラーメン

ラーメン好きなのも、実はゲームと関係がある。
1分でも長くゲームをやりたいため、食事の時間はなるべく短く済ますという 。

ウメハラは8歳の時、青森から東京へ引っ越してきた。
同級生に訛りをからかわれ、学校で孤立。

そんなウメハラ少年にとって唯一の居場所がゲームセンターだった。

ひたすら没頭し続けた結果、思いもよらない事が。
ゲームに勝つとみんなが褒めてくれるのだ。
その快感を忘れられなかった彼は、17歳の時に世界大会に挑戦

初出場で世界一の快挙を成し遂げた。
ところが、周囲から言われた言葉は。
「どんなことだって世界一は凄いよね」

ゲームなんて大したことない、そう言われているようだったと話すウメハラ。
世間の目は冷たかった。
だからこそウメハラが選んだのは「日本人初のプロゲーマー」。
前例の無い茨の道。
2014年7月、ラスベガスで開かれる世界大会「Evolution2014」へ参戦。
この三年間、優勝を逃しているウメハラ。

5回戦、最大の山場が訪れる。
相手は、ウメハラと同じく元チャンピオン。
ハイレベルな攻防が続く中、ウメハラがリードを奪い、一気に勝負を決めにかかる
ところが、ウメハラが勝負を決めにいった一瞬の隙をつかれ、相手の大技をまともにくらう。
そして、逆転負け。
あえなく敗退した。

その後、ウメハラの前にはサインを求めるファンが長蛇の列を作った。


日本人プロゲーマーのパイオニアとして、その歩みを止める訳にはいかない。
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