待ち戦法に対するウメハラの見解 後半
待ち戦法に対するウメハラの見解 前半梅原大吾氏の著書『勝負論 ウメハラの流儀』にて、
考える前に行動すればどうなるか、について書かれている。
ウメハラ
防御ばかりで前に出てこない相手を見たら、
たとえ何やってるんだ、あいつ、という気持ちが湧いたとしても、
表には出さないようにする。
多少いらついても、態度には出さないように、
落ち着いて見えるように心がける。
すると、不思議なことが起きる。
何度かこうしたことを繰り返すうちに、
そもそも本当に腹が立たなくなってくるのだ。
最初のうちは、一瞬腹が立つという感情が頭の中に起きたとしても、体を使っては、あるいはコミュニケーションとしては、いらだちを表現しないようにする。
すると、不思議に心そのものが穏やかになってしまうのだ。
(勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書) 梅原大吾 P227より)
梅原氏は一時期、ポーカーフェースに徹していた。
ゲーム中、表情から自分の状態を読み取られないようにするためだ。
感情を表に出さないように装っていたら、
本当に感情そのものが穏やかになって、腹が立たなくなったという。
感情のコントロールが徹底されている……。
アメリカのプロゲーマーであるジャスティン・ウォンは、
ウメハラを「まさに機械のようである」と称しましたが、
メンタルの調整も機械的に行われてるようです。
(2014年06月22日)