初代スマブラを二年間描き続けたWeb漫画「密着!帰宅部24時」
Web漫画は自由なアイデアが可能です。だからといって64スマブラだけを題材に2008年02月10日から2010年03月24日まで
連載する程の自由奔放な漫画はそうは見られません。
ゲームが得意、気が利いて人望のある朝木悠一(師匠と呼ばれている。その理由は第一話を読めば分かるような分からないような)と、場の空気を壊し人が苦労して作ったトランプタワーを壊しそもそも顔面が崩壊している藁井たけしを中心とした学園漫画。
『密着!帰宅部24時』(連載中)

(part1:一回戦 より ネトスマ勢もやるやつ)
ほのぼのシュールな日常を帰宅部の仲間たちと繰り広げていたら
急にスマブラの熱い熱いバトル漫画が始まる。
「え、そんな発想アリか?」と思うような斬新なスマブラ描写が楽しめます。
ところで、5秒くらいで顔を描けそうなナミというヒロイン、もといウザキャラがいるんですが、
なんかkyskさんの配信でナミらしきものが映っていた覚えがあるんですよね。

これ。ナミの名とテキトーなデッサンで結びついたんだけど。気のせいか。
ウザキャラで思い出した。『さよなら絶望先生』の日塔奈美(ナミ)も平凡キャラだったのにいつのまにかウザキャラ扱いされていて、しかもそれが声を演じた声優のラジオが原因説まであり、完全にナミ=ウザキャラと思うようになってしまった……。
この漫画、入力フレームの演出とか、ガード硬直の描写とか、結構細かくていいんですよね。
Web漫画でしかできないだろコレっていう表現もしていて、大変面白いギャグ漫画……スマブラ漫画?
以下、面白かったWeb漫画の紹介。スマブラは出てきませんけど。
『意味なし。』(完結)

(第05話より フォントをいじくってゲシュタルト崩壊させにくる謎の回)
今読めないんだよなあ、これ。
同じ作者の『やり投げ漫画』も良いんだけど、見れない。
漫画のコマをぶち壊したり、キャラクターが吹き出しやフォントで遊びだしたりと、
実験作なのかただシュールなのかよくわからない不思議な漫画。
『ニート様がみてる』(完結)

(第三十六話 ep.翼家と同人脳より 何故かモモーイで笑ってしまった)
パロディ漫画の最高峰じゃないかな。
女子校に潜入して盗撮するのが目的のお話。
それだけ聞くと週刊ヤングVIP(18禁OK)でやれ、と思われそうな内容ですが、心配ない。
最初の目的はほとんど忘れ去られ、笑いあり萌えあり感動のようなものありになっていくから。
一ページに一回は漫画やアニメのパロディ、あるいはネット上のネタが散りばめられている。
作者がただ入れたいだけのパロディだと支離滅裂になりそうですが、
うまいことストーリーに合っていて、しかも巧みな改変をしていて愉快な、まあ、マニアックな作品です。
DUDS HUNT(完結)
作者の殴りたい対象が、
この人の作品全般を読むとすぐわかる。
戯画バイト(完結)
単なるバイトかと思ってたら……そんな意図が。
Letter(連載中)
いろいろ迷宮入りした漫画。
最新話まで読んじゃうと、もどかしくなるかも。
一方的に、圧倒的に無双する主人公シリーズ。(他:アーカード、アカギ、石川凛……案外みんな負けてるか)
ワンパンマンやナニワ金融道を読むと、漫画は見た目だけじゃないんだなぁ……と。
ガロウが永遠のライバルになって鷲巣麻雀化しませんように。
原題『オナニーマスター黒沢』。これは原作の小説。
女子トイレで少しとんでもないことしてたら、もっととんでもない事態になっていく話。
変態から、健康的で明朗な青年に主人公が成長(?)するんだけど、最初の方がよかったかなあ……個人的に。
スマブラからどんどん外れて行ってる気がしますが、まあそれは……。
(2013年12月30日)