eスポーツMaX2014年06月23日配信

ももち&チョコブランカ スペシャルインタビュー【eスポーツMaX 第12回】




今週のeスポーツMaXにて、二人のプロゲーマーへインタビューが行われた。





ストリートファイターのケン使い、ももち氏と、
日本初の女性プロゲーマー、ブランカ使いのチョコブランカ氏だ。

二人は、北米チーム『Evil Genius』とスポンサー契約を結んでいるプロゲーマーです。





二人は今まで活動していた名古屋を出て、東京進出を決意。





聞き手はうしろシティの金子学&阿諏訪泰義。



左:ももち氏 右:チョコブランカ氏


Q.お二人の初めての出会いは?

チョコブランカ
大学の時にハマってやりだして、
ハマりすぎてゲーセンでバイトを始めて。
大会も運営するようになったんですね。

ももち
(チョコブランカ氏が)運営している大会に出場してっていう。


五年前に大会で出会い、同じ道を歩むようになったという。



Q.お互いのことをどう思っているのか

チョコブランカ
頼れる。
私がフワっとしてて、何も考えずワッと行動しちゃうタイプなんで、
そういう時に、いい言葉をくれたり。
私が突っ走ってると、オイオイって止めてくれるし。
そういった部分で、凄く成長させてくれるし。


この辺りで、ももち氏は頷きまくり&ややニヤニヤ状態。
うしろシティも思わず「メッチャ頷いてるじゃないですか(笑)」とツッコミ。
和やか~な空気が醸し出されておりました。


ももち
(ももち氏は)どっちかっていうと、いろいろ考えてしまって中々行動に移せないタイプなんで、ガムシャラにこっちが(チョコブランカ氏が)突っ走ってくれて、頼りにしてます。



Q.ストリートファイターを始めたきっかけとは?

ももち
僕は小学生の頃に、まだスト2だったんですけど、
そこでハマってしまって。
ゲームセンターに友達と行って、遊んだりっていうので。

チョコブランカ
私はストリートファイター4からで。
大学生の時だったんですけど、バイト仲間と一緒に「ストリートファイター4出る」と聞いたんで「じゃあゲーセン行ってみよう」って。
RPGとか色々やってたんですけど、格闘ゲームは全然やってなかったんですが、行ってみたらまあハマりました。
ブランカってキャラを使ったら、意外と勝てて。
これは面白いぞって。



Q.なんで最初ブランカを?

チョコブランカ
昇竜拳のコマンドが最初難しくて。
ブランカはタメキャラって言って、コマンドが溜めなんで、比較的簡単だった。
後は……見た目が可愛かった。



参考画像。


Q.ブランカ可愛いの?

ももち
いえ、モンスターです。

チョコブランカ
獣みたいな。
犬的な、こう。


犬的と聞いてうしろシティから「えっ?」と反応されたが、
その手の反応はよくされるらしい。



Q.二人で練習するんですか?

ももち
そうですね、練習したりとかは。
するんですけど、喧嘩になります(笑)。
ゲーム上で喧嘩になります。
兄弟喧嘩に近いと思うんですけど。


あくまでゲーム上の話で、仲が悪くなることはないそうだ。



Q.Evil Geniusとプロ契約を果たした時の心境は?

ももち
ウメハラさんが日本で、格闘ゲーマー初のプロゲーマーっていう形になって、もうその頃から「プロっていいなあ、なりたいなあ」というのはあったんで。
プロの話が来るといいなという準備はしてたんで、「来たか」っていう。


そこまでの驚きはなかったと話すももち氏。


チョコブランカ
彼をプロゲーマーにしたいと思って頑張ってたので、嬉しかったですね。

チョコブランカ氏にもプロ契約の話が来た際は、さすがに驚いたという。



Q.どういうタイミングでプロの話が来たのか

チョコブランカ
最初はオーナーさんからメールが届きまして、「話がしたい」と。
それでですね、きっかけは。
それで会ってお話ししまして、プロに。

ももち
FacebookとかTwitterとかそういった形でメールを頂いて。



Q.プロであることを自覚した時は?

ももち
周りを意識するようにはなりましたね。
プロになる前は自分が勝てればいい、自分が楽しければいいっていうのが主流ではあったんですけど、今はプロという立場で、何か自分のプレイで人を感動させたりだとか、まだゲームにそれほど興味がない人が興味を持って頂いて、「あの人みたいなプレイがしたいな」っていう風に、周りを意識するようになりましたね。

ゲームを広める意識や義務感が芽生えたとのこと。



Q.格闘ゲームに女性はあまりいない?

チョコブランカ
そうですね。
日本で女性のプロゲーマーは私だけなので。
やっぱり女の子が格ゲー始めるってのは、敷居が高いと思うんですけど、
私がやってる所を、活躍してる所を見せると、
そういう女の子達に良い影響を与えられるかな、やってみようって。
勇気が与えられるんじゃないかって思うので。



Q.名古屋から東京へ進出する決意とは?

ももち
広い意味でのプロの活動という部分でも、
やはり東京の方が、色々と活動しやすくて。


一番の理由は、自身の活動が人の目に留まりやすいから、と話した。
新居は、ストリートファイターの聖地がある新宿に、電車一本で行ける場所を選んだそうだ。


ももち
名古屋でやれるだけ自分の中でやったかなっていうのはあったんで、
次は環境変えてみて、色々挑戦してみようかなって。
東京出てきて色々やってみたいなって。
東京以外の選択肢で言うと海外も実は。

ももち氏はチョコブランカ氏に、海外へ行くかもしれないと伝えていたが、
ひとまず東京に決定し、将来的に海外を目指す方針だ。



Q.出会ってから五年、現在27歳と28歳の二人ですが、
これから続けていく仕事への不安はありますか?






ももち
ありますね。
世間的にもいい年齢だと思うので、
こう……まだビジョンが見えないじゃないですか。
プロゲーマーが30歳40歳となった時にどうなるかっていうのが、前例がないんで。
そういった不安は……あります。

チョコブランカ
もちろんあります。
ありますけど、東京に出るぞって決めた時に、
もう振り返らないと決めたので。
なんとか、やるぞと。



Q.自分にとって格ゲーとは?

チョコブランカ
格ゲーは人生ですね。

ももち
自分だけのものではなくなったので、格闘ゲームは。
周りの皆さんのこともありますし、
一番大きいのはやっぱり、彼女でもあるんで。
これから、もちろん責任も出てきますし、
そういった意味で、高い志を持っていけたらなと思うんで。
やっぱり、人生。


スマブラもね。

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