イケダハヤト2014年04月29日配信

イケダハヤト氏、ニコニコ超会議3で「ウンコすることの大切さ」を説く

イケダハヤト氏を簡単に紹介すると、ブログで収入を得ているプロブロガー。
ブログの広告料だけでなく講演や書籍の収入もあるんですが、
イケダ氏を語ると膨大な量のイケハヤ論を展開したくなるので、今回は割愛。


ヘッドセットがクールなイケダ氏。


04月27日に開かれたニコニコ超会議3の言論コロシアムで
プレゼンの極意をプレゼンしたイケダ氏。
人前で話すスキルを普段から勉強しているとのこと。


初めてイケダ氏の喋りを聞いた時は(VSやまもといちろう氏のアレ)
早口なので話の内容を頭に入れるのにやや苦労した覚えがある。


自論を矢継ぎ早に、一定のトーンで語る……文章だとこういう感じ。

「ぼくはもうかれこれ多分今のブログはやって四年経っていてあと実はもうその前に中学生くらいからずっとブログを書いてるのでずっとオンラインで情報発信をしてる訳ですよでまあ日本社会にこう生きていてやっぱなんかおかしいなと思うことがある訳ですね」


でも最近は、今回のプレゼンを含め聞き取りやすいし、
だんだんイケダ氏の喋りが癖になってきたんだよね。低音ボイスがポイントか?


01月13日の堀江貴文氏との対談では、何かを悟ったのか一層落ち着きのある佇まいだったイケダ氏。
それでいて「常識なんてクソ喰らえ!」な発言が二人からポンポン飛び出していて面白かったんですが。(堀江氏「なんでみんな就職すんの?」「子育てはエンタメ」、イケダ氏「みんな就職するのは無思考だから」「子育てはブログのネタになる」)


二年前に開かれた『21世紀の生き方』で田原総一朗氏に「イケダさんは僕らと全く違う喋り方」と、ボディランゲージの多さ(別名"Web業界のインタビューでよく見るろくろ回し")をツッコまれていたのも微笑ましかったんだけど、そろそろウンコの話に入ります。



刺激や情報を受けることで、人はコンテンツを作り出せる。
イケダ氏はコンテンツの生成を「情報を食べて排泄する」ものと捉えている。つまりウンコですね。
よく考える人は貯めた知識をきれいなウンコにできるし、
そうでない人からはきたないウンコが出ると。


私は"料理"と捉えてましたね。
例えばニュース。
ニュースって、なんか味気がなくて、興味のない分野は読む気がしないんだよね……。
でも、評論家は味気ないニュースを集めて、美味い具合にスパイスを効かせて
楽しい読み物にしてくれる。


テーマを絞らずニュースを読んでても、自分の血肉になっていく感じがしない……。
だから、ニュースを調理してくれる人が書く記事を読めばいいかなって、最近は思い始めた。
偏った視点の記事になる場合もあるけど、その人の味付けの濃さとか、その人のレンズの歪みとかにむしろ価値があると思う。


私は料理と捉えていたので、イケダ氏の「情報を食べてケツから出す、それが創作だ」という例えはすんなり頭に入ってきた。


しかしウンコとは直截なメタファーですな。
「今後ともぼくのウンコをご覧ください」と平坦な口調で自分のブログを紹介するイケダ氏。
更に「みなさんウンコする度にぼくのブログを、唸りながらスマホで見るってことがあってもおかしくはない」と言っていて笑ってしまった。可笑しいだろ!(笑)意味は伝わったけどね。

前々から思ってたんだけど、イケダ氏は不意打ちで笑わせにくる気が……(しかも狙ってなさそうな所で)。





メタファーが大事だとも語っている。
例え話をすることで、みんなの頭の中にある概念を引っ張り出して、繋げられると。


さっきの例だとウンコがわかりやすいですね。
情報ってのは集めて料理して作品にする、といった感覚は私も持っていたので、
「食ってウンコにして排泄する」と説明されたおかげで「ああ、確かに」となった。


それにしてもイケダ氏、10分間のプレゼンで22回も「ウンコ」と言ってるんだけど、
これはうんこ師匠こと中川淳一郎氏のイベントでも聞けない回数では?


クソみたいなレスをするアカウントを「アカウンコ」とイケダ氏は呼んでいるし、
ウンコ好きなんですかね?

イケダ氏は中川氏に「大好きです」と愛を告白した甘いやら苦いやらの過去があるし、
少なからず影響を受けているのかもしれない……。

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