大阪USJの「スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」が想像以上にエキサイティング
大阪のユニバーサル・スタジオで、高クオリティの3D映像が評判になっていた「NEW アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」のライドを二時間待って乗った。いや二時間って……。
テーマパークは久しぶりだったのだけど、長蛇の列、長時間の待機は相変わらずなのね。
遊園地は待ち時間も楽しむものだ、なんて話を聞いた覚えがあるが、現場を見るとそうでもなさそう。
幼い子どもは退屈に耐えられず、人々を整列させるレーンにぶら下がったり潜り抜けたりしていたし、大人だって長時間立ちっぱなしは辛かろう。ていうか私が辛い。
数時間を我慢して五分の僅かな瞬間を楽しむってのは、
待ち構えるコンテンツが魅力なだけに惜しいなあ、と。(優先パス持ちでも混んでいた)
だって、「スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」はあと10回は繰り返し乗りたかったからね。
いやはや、3Dを舐めていた。
3D映画が話題になっていた時も、立体映像に興味が出ずスルーしていた。
取材車両「スクープ号」に乗って、スパイダーマンと敵組織のバトルを撮るのが目的のライドなんだけど、アメコミ版の敵キャラが次々に襲い掛かってきてそれどころじゃない。
映画版しか視聴してないから、初見の敵キャラに二重でビックリだよ。
で、肝心の映像。
陳腐な表現ではあるけれど、目の前で本当に起きているようだった。本当に。
目の前で銃撃され、水をぶっ掛けられ、炎を浴びせられ。
襲撃されてる間、私は完全に二次元空間へ突入していた。
もはやバーチャルがリアルに。
ビルから落下する場面など、風景の奥行きといい体に伝わる衝撃といい、
あまりにリアルで「うわ落ちるやばいってこれ死ぬって助けろ蜘蛛男!!」と内心で叫んだ。
こち亀で、体感マシーンに両津が感動する回と同じ感想。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 第102巻「ゴーゴーツイスター!!の巻」より
いやー、死ぬかと思った。
どういう原理であんなスリリングな落下が可能になってるんだろう。

こち亀の解説通りの構造だったのかな。
フリーフォールになっていたとしても、まるでそれを意識させない、
意識できない強烈な、息つく暇もない展開だったけど。
アトラクション終了後の放心状態から回復して、思いついた発想が「この技術と特殊効果を使えば、プププランドで場外までふっとばされバーストするキャラの視点を体感できるじゃん!」だった。
どこに需要があるのか。